授業科目名(和文)
[Course]
現代の思想
授業科目名(英文)
[Course]
Contemporary Philosophy
学部(研究科)
[Faculty]
共通教育/全学教育
学科(専攻)
[Department]
人間と文化の理解
担当教員(○:代表教員)
[Principle Instructor(○)
and Instructors]
○樋笠 勝士  自室番号(3409)、電子メール(hikasa**dgn.oka-pu.ac.jp)
※利用の際は,** を @に置き換えてください
単位数
[Point(Credit)]
2単位
対象学生
[Eligible students]
3?4年次生
授業概略と目標
[Course description and Objects]
「現代の思想」は、「近代の思想(modernism)」を乗り越える仕方で展開している。これをテーマ別に分けて、各論点において、われわれ現代に生きる人間の生活にどのように現実的な問題として現れれているのかを理解する。この理解によって、われわれは人間の生を自覚的に反省する習慣を得て、問題解決のための有効且つ実践的な視点を得ることになる。
到達目標
[Learning Goal]
1.われわれ現代に生きる人間の生がモダニズムと地続きであり、その上で現代の課題が浮上していることを理解する。
2.現代に生きる人間が、言語、身体、感情及び欲望、文化相対主義或いは文化的多様性、科学主義、個人主義などの課題を担っていることを理解する。
3.以上を、履修者自らの問題でもあることを自覚し、その自己理解を深め、問題意識を高める。
履修上の注意
[Notes]
他人事ではなく自らの問題として思索する経験を深めてほしい。
授業計画とスケジュール
[Course schedule]
1)イントロダクション:「近代」と「現代」と「思想」という言葉
2)モダニズムとは何か。
3)モダニズムの延長としての現代思想
4)モダニズムの否定としての現代思想
5)言語の問題①意味論の多様化
5)言語の問題②修辞の拡大
6)言語の問題③言葉を反省する言葉
7)身体の問題①歴史的前提
8)身体の問題②身体の両義性
9)身体の問題③感性の問題
10) 感情及び欲望の問題①肯定的視点
11) 感情及び欲望の問題②自己との関係性
12) 感情及び欲望の問題③非理性の豊かさ
13) 文化相対主義と個人主義
14) 「自分?自己」という存在の価値
15) ポストモダンの行方
成績評価方法と基準
[Grading policy (Evaluation)]
小論形式の試験(60%)と学習態度(40%)との合算による。
教科書
[Textbook]
授業内で参考書を紹介する。
自主学習ガイド及び
キーワード
[Self learning]
「現代の思想」とは、それを学ぶ大学生自身の抱える問題から発するものであると考えてほしい。人間は、どのような人間でも似た問題を抱えている。それだからこそ相互に問題を共有できるのである。この考え方をもって社会に出るならば、必ずや、コミュニケーション能力のある人間として現実問題に対処していけると考えてほしい。
開講年度
[Year of the course]
28